ゲド戦記
抽象的でわかりにくいとの前評判を聞いていた。
実際見てみると、「そうか?」って感じ。
逆にわかりやすいのでは?
宮崎駿作品は表面上わかりやすいストーリ。
けれど、その裏側には深い意味が込められている。
吾郎作品はストレートに言いたいことを表現しているように感じた。
まぁ、駿作品の方がやはり好きだ。
多くの人もそうだと思う。
違う人間が作っているのだから、違う映画になって当たり前だし。
吾郎に駿の代わりを求めるのはおかしいよな。
って、今書いてて劇中に出てきた王を「駿」にアレンを「吾郎」に
当てはめると面白いなと、今ふと思った。
いいセリフが多く、心に残る映画だった。
劇中にテルーが「テルーの唄」を歌うシーンがあるが、
なぜか泣きそうになってしまう。
あの唄はバックミュージックなしの方がいいのかも。